世界の文脈とつながる、そのツールのひとつとしての、図録

【制作物】図録

毎年屋久島で開催されている、屋久島国際写真祭(@yakushima_photo_festival)。
第4回目にして、はじめての図録。
その図録をデザインさせていただきました。

世界自然遺産の島・屋久島を舞台に、アートの視点と文脈から、写真を媒体とした文化交流を行い、新たな価値の循環をうながす、そんな取り組みをおこなっている屋久島国際写真祭(YPF)。

第4回となる、今回のテーマは、「CYCLE」。
“多様性を基礎とした、着想、創造、共有、の「循環」により、イメージという共通言語を介して交流の波紋を共鳴させて行きます”
とのことで、図録の内容は、その「循環」を表現するために、写真祭の中の各エキシビジョンのつながりを第三者的にまとめたり、写真祭外とのつながりをひとつひとつ取り上げたりして、循環とその広がりを表現しています。

今回の図録制作の担当範囲としては、全体の構成と、各ページのデザインで、依頼者である主催者様のイメージをおうかがいしつつ、本の頭から終わりまでの構成を整え、ひとつひとつのページのレイアウトを、流れにそってデザインする、ということを行っていきました。
※表紙は別の方がデザインされています

この一冊を読むことで、屋久島国際写真祭が何をしてきて、実際にどうなってきて、今後どうしていきたいのかがわかるようになっているかな、と思います。

毎週毎週打ち合わせのお時間をいただき、助言をいただきながら、少しずつ形にしてゆく時間は、大変でありつつも、充実した時間となりました。
ありがとうございました。

この図録は、YPFの公式の通販サイトからご購入いただけるようです。
ご興味がありましたらば、ぜひ。限定500部らしい。
https://ypfphotos.stores.jp/